GENUINE SPORTS LOVER

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進研ゼミの「チャレンジ」を定期購読してもらっていた時期があったが、まったく手をつけていなかった記憶がある。投資しがいのない子供だ。ニッチで老人っぽい副詞って、ある。さしあたって。よしんば。もとい。渋谷のPARCO内にはディスクユニオンがあるが、その店の外壁に、Boyfriend『Hairy Banjo』のジャケット写真が用いられている。Creation傘下のAugust Recordsから発売された、Teenage Fanclubのローディーたちによって結成されたらしいバンドの唯一のフルレングス。わたしはこの作品がリリースされた1990年代前半のイギリスのインディーロックが好きで、めちゃめちゃ無名なバンドなのでびっくりしたという話。文化祭ってぜんぜん面白くなくて、トイレにこもっていた記憶がある。文化祭を楽しむ人たちに睨みをきかせていた訳ではないが、わたしはトイレにいるほうが楽しかった。人が居すぎるとだめだ。どこに行っても所在ない感じがした。トイレにいること以外だったら、装飾を見たり、バザーみたいな催し物にゆるく参加したりすることが好きだった。赤い公園の"お留守番"は、Advantage Lucyの"真昼"に似ている。"loop"という言葉はかっこよすぎる。半分くらいは創作のためにあるような、うそみたいな言葉。適当にツイートしていたら、「なう」という文言が入ったツイートにだけ、無節操にいいねしている人からいいねされた。色々な人がいるものですね。スポーツなんか一つもしていないのに、「KIRIN LOVES SPORTS」などという飲料を買ってしまった。ポカリスエットというよりは、アクエリアスに近い味。JPEGMAFIA / Danny Brown『SCARING THE HOES』を聴いていた。なんか新しいこと、先端的なことをやっているのは分かるが、凄さは分からない。ヒップホップへの造詣が深くないということなのかもしれない。または、わたしはヒップホップじゃないのかもしれない。この二人は、ロックもポップスも、テクノもシューゲイザーもヴェイパーウェイヴも、扱える範囲内にあるのだと思う。このアルバムが微妙でDeath Gripsの音楽は楽しめるのは何故だろう、と考えてみて、ボーカルの隙の有無という要素は重要なのかもしれない、と感じた。ラップすぎる歌唱がもともと肌に合わない可能性がある。ずっと、風呂に入っているような暑さで、くたびれる。駅の改札を出てすぐ、前にいた人が、公共の場じゃないみたいな動きをしてびっくりした。テロリズムかと思った。改札の順番を譲るだとか、他人が電車から降りやすいように取り計るだとか、そういう善意は本当の善意だと思ってやっているのだが、たまに、そういう善意をしている自分に嫌気がさす。ほんとうの嫌悪ではないが、またやってる〜、という、その善意って善意ではあるけど作為的じゃないかなあ、というじぶんの一面が顔を出す。土田よしこ、という作家の訃報ツイートをみた。知らなかった作家だが、一人の人物の訃報が、フランクな直筆メッセージとピースをする当人の画像とともに届けられるというのは不思議な感じがして、内容に反して妙に生き生きとした感慨がある。

東京建物「Brillia」のCMに、男性が窓の外に浮遊するじぶんの虚像みたいなものとワイングラスを合わせるシーンがあるのだが、それが、むかし塾で教えてもらっていた講師が言っていた「入院中に窓の外に人の影みたいなものが浮遊しているのが見えて、そのことを看護師に話したらその体験と同じくらいの時間に同じ棟のべつの患者が亡くなっていたと告げられた」という話と被る部分があり、怖い。『アイドルばかりピチカート』、良いカバーアルバムだ。