こわい曲 やめてねー

学校の美術部の展示で流されていた、カーペンターズのことを考えている。松岡昌宏氏が、ラジオで「1歳の頃の記憶はないが、3歳の頃の記憶はある」と言っていてすごかった。宇多田ヒカルという役割について考えている。「宇多田ヒカルの新曲」は、宇多田ヒカル氏にしか作れない。宇多田ヒカル氏の荷は重い、ということ。公共の場にいるとき、たまに「わたしはいま全裸なのではないか」と心配になることがある。根源的な、服装という概念を忘れて外出しているのではないか、という、ある種の自分の記憶力に対する不信感があらわれる。Spelling Beeというフリーゲームをやった。7つのアルファベットしか使えない中で単語を作りまくろう、というやつ。

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ここまでが限界だった。この場合、中央にある"i"は絶対に使用しないといけない。"biblically"が出なかった自分は愚かで、全てのアルファベットが入った"amicably"を出せた自分は優秀だと思う。制汗シートのパッケージに英語で書いてある、「このシートを使ってみてよ、凄さがわかるから」みたいな、よくわからない、やけに馴れ馴れしいメッセージは変だ。高校の文化祭で軽音学部を観に行ったら、みんながゆらゆら帝国の曲にサイリウムを振っていたことを思い出す。高1の夏ごろにPixiesの『Surfer Rosa』を好きになったことは、その後のじぶんのポストハードコア好きへの布石になっていたのかも、と感じる。「こだわり酒場のタコハイ」のCMのBGMを、アンビエント的な視点で評価している人がいた。たしかに、それを意識して聞くとニューエイジ的な、清冽な響きがある。カツオのたたき、などの「たたき」はなんなんだ、という話をしたい。スポーツの試合をテレビで観るたびに、スポーツの選手はスポーツがうまいし、全員が長生きするんだろうなー、と思う。久々に会った、同性の同級生にさん付けされたことがある。それが、やけに嬉しかった。相手が誰であれ敬称を付けるぞ、という生き方がその人の中でおそらく固定されていて、互いに大人になった感覚があったから。