盲牌

ハーシュノイズのCDがとにかく欲しいのだが、どれも数が少ない、そして高い。ハーシュノイズ人口の少なさがハーシュノイズの敷居を高めている。猫がわたしの太ももに乗っかってきたのだが、おしりが何故か濡れていて、うわっ、と声を出しつつ、やんわりと猫を遠ざけた。毛づくろいの際の唾なのか何なのか分からず、わたしは今夜、詳細不明の猫の体液を衣服に付着させたまま寝る。ビートルズの"Something"と赤い公園の"ジャンキー"と椛田早紀の"LONELY ROLLING STAR"を連続で聴いて、自分の中のなにか良いものが回復する心地がした。自宅に侵入しようとする不審者を追い返すという夢をみた。その人は策士で、わたしが家を空けていた間に部屋のカーテンに細工をして、家の中が見えるように外からでもカーテンを開閉できるような仕組みを作っていた。今日は休んだ。目が覚めた瞬間からパスタが食べたかったので、食べた。パスタを茹でたら、麺の一部が焦げて、珍しかった。TVerを観ていたら、いちドラマのダイジェスト、それも五分近いしっかりとしたやつが広告として出てきて、すごかった。中学生のころ所属していた部活に、ちょっとした残酷なことや下品なことでもかなり苦手そうに反応する人がいて、こういう人もいるんだなあ、とわたしの意識が一段階ひろがったことを思い出した。ニュース番組を観ていたら、グルメ特集みたいな枠で、一緒に店に来ていた人のご飯に自分の箸を突っ込んで何が器に入っているのか確かめる、インモラルな人が取材を受けていた。冷蔵庫に入っていたヨーグルト2パックの賞味期限がどちらも今日までだったので、しかもそれに23時半くらいに気がついたので、いま両方とも食べている。