裏番

「かとぱん」「あやぱん」などのニックネームにおける「ぱん」は意味がわからなくて、最初にこれを人名に絡めた人は、だいぶはみ出ている。「引き継ぐ」と言うと事務的な感じがするが、「受け継ぐ」と言うと一気に感動的な文脈が生まれる感じがする。

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発言小町』のスレッドに対するリアクションのひとつ「涙ぽろり」は、「涙」でも「泣」でも「泣きたい」でも収まりが悪いゆえの、揉みに揉んだ末の折衷案だったのだろう。猫好きを人にアピールしづらいムードは、考える甲斐もなく猫は普遍的に良いものであり、再三それの良さを強調する人は馬鹿っぽく見える、というところに一因があるような気がしている。好きなものを口外する流れの中の「猫」は妥協している感じがある。あと、猫を飼っている人の猫好きは主に愛猫のアピールであり、これは「人の子供に興味がない」というのと同じような構造で反発することができる。いずれにしろ反感がある。ヤフオクに物・金額ともに絶妙なラインの物が出ていて、買うべきかずっと逡巡していた。「¥3000で何ができる」などといった不毛な検索ワードを打ち込んで、毒にも薬にもならない「悩む理由が値段なら買うべきだが買う理由が値段なら買わないほうがよい」みたいな他人の言葉を読んで、悩んだ。翌朝、買った。でかい本屋に行って、後日そこが閉店していることを知る、という夢をみた。今のわたしは実際でかい本屋に行きたくて、その点では夢らしく現実を反映しているが、その夢の中の本屋は児童書コーナーがやけにでかかったりファミリー層へのアプローチが強力すぎる印象を受けて、その層が客の多くを占めるとなかなか本は売れないよなあ、という現実まで織り込んであった。外に出たら強風で気分が悪くなった。老若男女問わず全ての人間が何かを学んでいると思うと、対等なコミュニケーションというもののやり方が見えてくる感じがする。『おかあさんといっしょ』で、視聴者からのリクエストがあった歴代の楽曲を流す、という企画が行われていたので流し聞きしていたら、"サラダでラップ"という曲がぶりぶりのシティポップにラップ歌唱を組み合わせたみたいな曲で、かなり良かった。「サラダファミリーここにあり」という歌詞が、全盛期のつんく♂みたいで特に良い。

Ovlov on Audiotree Live (Full Session)

大好きなアメリカのバンド、Ovlovの最新動画を観た。MCみたいな人がいてその人がバンドメンバーに色々なことを尋ねるのだが、思いのほか雑談っぽい雑談をしていた。ボーカルギターの人が「tricotと共演したい」と言っているのが意外だった。もっと新品でCDとかレコードを買いたい。The Caretakerを初めて聴いているのだが、思いの外イージーリスニングっぽいというか、ライブラリーミュージック/Mallsoftの系譜の脱力アンビエントだった。