避難計画と防災グッズ

わたしはiPhoneを使っていて、Safariというアプリからものごとを検索しているが、全てのタブを一つのボタンで消去できてしまうUIは良くないと思う。ただそういう、意図しない破壊が必要になる瞬間も人生にはあるかもしれない。いまヤフオクにめぼしい出品があり、その出品ページを確認するたびに落札するか迷うのだが、¥200→¥180→¥200→¥300のように、価格が推移している。株がうまい人は¥180で仕留めるのだと思う。『ザ・ギース尾関高文とOCHA NORMA広本瑠璃の年の差ラジオ』がSpotifyなどでも聞けるようになった。ラジオのエリアフリーという概念がよく分からない。意味は分かるのだが、地域によってラジオが聞けたり、聞けなかったり、金銭を払えば聞けるようになったり、そういう事がぜんぜん分からない。この番組はずっと聞きたかったのだが、エリアフリー外だとradikoに告げられ聞けていなかった。なのでうれしい。エリアフリー外の地域に住むリスナーはそういうプラットフォームに金銭を払って聞いているのか。「ポッドキャスト」の定義もいまいち分かっていない。Pink Floyd『A Saucerful of Secrets』のラスト、"Jugband Blues"はSyd Barrett氏の最後の勇姿という感じで物寂しい。当氏が在籍していたころのPink Floydはかなり好きだ。"Corporal Clegg"は当氏が離脱してからの曲でRoger Waters氏が書いたものらしいが、かなりシド・バレット・イズムが強い気がしている。環境に優しいペットボトルとして「ペコロジーボトル」というものがあると知ったのだが、「珍走団」みたいな、敢えてダサ感があって少しいやだと思った。バンドの黎明期の楽曲は何曲かの間で同じメロディーやリフを共有していることがあって、よい。Mi-II『害獣アイドル』のCDが届いた。2023/08/02に発売になったCDで、わたしは予約注文をしていたのだが、一時品薄となっていたため手配が遅れたようだ。8月2日からの三日間くらいはCDが届かない〜という意識があったが、これほど時間が経つと注文したこと自体を忘却していた。そのままずっと届かなくても、おそらくショップには文句を言っていなかった。ポストにCD大の小包を見つけたときも心当たりが無い感じがしたし、小包に記載されたショップ名を確認してやっと思い出した。こういうふうに生きていく。ヒトの、他の哺乳類動物への愛着は、同じ哺乳類であることからくる本能的なものなのだろうか。道路の上などでカマキリが死んでいても憐れみは抱かないが、雀が死んでいたりすると、うわーかわいそう、というような感情が浮かび上がる。「ディスる」という言葉における"dis"は、なんの英単語の接頭辞としての"dis"なのか。ただの接頭辞"dis-"のみを抽出して動詞化してしまったという説はあまりポピュラーじゃないというか、接頭辞がどうみたいなことは滅多に考えない人がほとんどであろう中、そのような言語的な営みを介して人々に膾炙したとは考えにくい感じがある。"disrespect"がもとであるという説もあるが、三音節のことばを日本語に組み込み動詞化してしまおうという思考もすこし受け入れがたい。大宮のディスクユニオンで、店内BGMがPhil CollinsからBillie Eilishに切り替わった瞬間のことをまだ覚えている。ハロー!プロジェクトの楽曲がサブスクで聴けないことは有名だが、どうやら海外では聴けるらしい。ゾッとした。しっかりとした狙いがあってこそのサブスク国内未解禁だということが明確になった。『おかあさんといっしょ』からうたのおねえさん/おにいさんのオタクになり、それだけでは飽き足らず全国各地のローカル子供番組などもチェックして、公開ライブを「現場」と称する、子供がいない人っていると思う。フジテレビ『イット』の最後には、番組のキャラクターであるガチャピンのことが好きな幼児の動画が放送されるが、なぜガチャピンは幼児に好かれる傾向にあるのだろうか、と観るたびに思う。ひとりの幼児が異様な執着を見せているのではなく、意外にも全国津々浦々の幼児がガチャピンのことを気に入っているようで、テレビに映る姿を指さしたり、ぬいぐるみを弄んだりしている。その眼はつねに半開きで眼窩は深く、大きく白い、いやに整った二本の歯、加えて両腕にはイボが密集しており、全身が仰々しい緑に包まれているというのに。

 

【本日の1枚】おとぼけビ〜バ〜『おこしやす!! おとぼけビ〜バ〜』(2016)

もちろん『いてこまヒッツ』『スーパーチャンポン』のほうが、より最新型かつ先鋭化したおとぼけビ〜バ〜の姿だろうが、この頃のガレージ感もめちゃめちゃかっこいい。リフがねっちりしていて、強い。"お兄さんあのね"を推薦したい。