子宝相談

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きょう、朝一番にみたツイートはこれだった。

富士山の山梨県側の麓の人たちは、十分な日照を得られているのだろうか。南中高度の低い冬であれば、富士山に日を遮られる瞬間がありそうな気もしなくもないが。いつも使う自動販売機は、なにかを買うたびに愉快なサウンドが流れるのだが、べつに何も起こらない。自販機から流れるそういうサウンドって、なにか特別なことが起こったときだけのものじゃないのかよ。毎回、何かを当てた人みたいになりながら、一人でいそいそと自販機の前から立ち退く。高校2年のころの英語教師は陰謀論に足をすくわれていたっぽくて、医療がどうだとかひどい有り様であったが、その年度の終わりにその教師は退職することとなって、終業式の日に学校の敷地内を歩いていたら、その教師が校庭の木を撮影しているのを見た、という経験をしたことがある。妙な感覚だった。執念かもしれないし、後悔かもしれないし、インスタグラム用の写真を撮りたかったのかもしれないし、あの人の、その時の胸中はわたしには計り知れない。歩いていたら、木の皮を剥がしている人を見かけた。うすーい樹皮みたいなものを、ペリッ、ペリッ、と剥いていた。亀有にはじめて行った。アリオの中にあるタワーレコードが目的。なんか、ふらっと電車に乗ってふらっと知らない場所に行ってしまうときがあって、今回はそれだ。つばきファクトリーの最新シングルを買い、運良く八木栞さんの応援店舗だったため、八木栞さんの生写真とレシートも入手できた。店内をみた限り、ニューリリースのもの以外はハロプロ商品を展開していない店舗らしかった。そのあとロフトに行ったが目当てのものが品切れだったため、アリオじゅうを歩き回るついでにスーパーへ向かい、プライベートブランドのやっすい烏龍茶を買った。¥58とかだった。カバヤ『タフグミ オレンジバイブス』も買ってみたが、ほんとうに、想像していたとおりの味がした。比較的、良いほうの想像通り。固有名詞に敬称を付けるのって違和感があるのだけど、不可避な感じもする。アイドルが「Mr. Childrenさん」と言ったり、店の地図に「ココカラファイン様」などと表記があったりする。亀有の保安は万全そうである、という認識が「こち亀」によって醸成されている私は、亀有でもし殺されることがあったら、ほかの街で殺されるよりもすこし面白みがあると感じる。稲穂を自転車のかごに積んでいる親子連れを見た。ちいさい秋の運搬。靴に張りついたごみってどうしようもなくないか。左の靴に、一部が粘着質な黄色い紙が付いていて、内股側に付着しているのであれば左右の靴を擦り合わせて振り落とせるだろうが、外側だったのでどうすることもできず、けっきょくティッシュ越しに手づかみして取った。これの正当な解法って無い気がする。棚の背が高いブックオフには脚立が置いてあることが多いが、怖くてわたしは乗ることができないので、棚の上のほうのCDは諦めている。「ブックオフの脚立」の信頼ならなさはすごい。No Busesの自主販売CDが投げ売りされていたので買ったら、袋なしで渡された。ブックオフも袋をやめたのか。すこし物足りない感じはあった。きょう行ったブックオフのLPコーナーは、陳列が無造作すぎて面白かった。「竹内まりや」の欄にYMOがあったり、「ジャズ」の欄にレベッカがあったりした。ある程度の矜持を持ってやっているレコード屋ではぜったいにこんな陳列は見れないので、むしろ掘りがいがあった。ディスクユニオンの新入荷コーナーを、どの文字から始まるアーティストが入っていてもおかしくないぶん、ふつうの棚よりも丁寧に見る心理と同じ。わたしがあまり興味のない「昭和歌謡曲」みたいな欄にも、なにかの大物が潜んでいるかもしれないという期待。夜に自転車を漕いでいたとき、前方に反射材をつけている人がおり、その隣の子供も反射材をつけてるなーと思っていたら、その子供に見えた生物は、ほぼ立っている犬だった。なぜか、興奮した様子で8割くらい立っていた。『英辞郎』でイディオムとフレーズが見れるの、本当に役にたつ。前からこんな機能あったっけ。中年が昔を回顧/懐古して、それに対してZ世代の皆さんはご存知ないですね、さあそんな皆さんに説明してあげましょう、みたいなエンタメはやめておいたほうがいいと思う。安い価格で買われて高い価格で売られたものを買い、さらに高く売る、みたいな空洞感。金は落ちているのだが、意義が希薄だ。買ったら加工してから売ってくれ。