madeline

とにかく、部屋の棚をでかくしていきたい。それで、躊躇なく本やCD、DVDを増やして、それぞれの背表紙をきれいに見せて、そこから人生が広がっていく気がしている。How Do Iというデンマークのバンドが1991年にリリースした『Submarine』という作品を聴いていた。80年代後期くらいの、LushやThe Charlottesなどのインディポップ・ミーツ・ノイズみたいな音をもっと苛烈にしたようなサウンドメイキングをしている。このあと、1993年に『Pluto』という作品を出していて、そちらは少し渋谷系ともリンクできるような、毒々しいドリーミーさのあるエレクトロポップアルバムなのだが、これもまた良くて、このバンドについての詳細がかなり気になっている。エストニアのRöövel Ööbikだったり、チェコのThe Ecstasy of Saint TheresaやHereだったり、東欧で初期シューゲイザーシーンを形作っていたバンドは、軒並み後年になってエレクトロ化している。それだけシューゲイザーが一過性のもので、かつ彼らが英米の音楽シーンにかじりついていたということなのだろう。アイドルが「知らない人との雑談で職業を聞かれたときにアイドルをやっていると言いづらくて違う職業に就いていると偽った」という話をしたときの、そのファンたちの「アイドルは良い職業なんだから誇りを持って」といった反応の、嫌さ、身勝手な人間たちの自我の表出。料理を食べると料理のかさがどんどん減っていって面白い。OCHA NORMAの番組を観たのだが、本当に面白くて、全員の表情が豊かだった。