延命

夜の一時半にCDで聴いた、キャロル・キングの『つづれおり』が良かった。あのジャケットに写っている猫の名前が「テレマコス」であることを、わたしは知っている。つぶグミがコンビニで売っていなくて困った。でかい川に沿ってゴルフをやっている人たちがいて、これじゃあ池ポチャどころか川ズボだ、と感じた。杖をついた老人が電車に乗ってきたため列車の端の手すりのある場所を譲ったら、怪訝な顔をされた。自らの老いを認めそれに対する他人の気遣いを受け入れる老人と、自らの老いを認めたくない老人がいるのかもしれない。けっきょくその老人は手すりのそばに来ることなくわたしの提案を断った形になったのだが、そのときに近くに座っていた男がわたしの方を嘲笑するように見てニヤついていたのは許さない。快速を逃して各駅停車の列車に乗り、帰宅時間が遅くなって、嫌だった。通学に電車を利用している私立小学校の児童たちが帰宅する時間と被り、氾濫するように改札から出てくる子供を見て「子供らすごいなあ」と言っている人がいた。冷たさは風で熱さは日光だ。Mika Vainio『Olento』に聴き入っていた。1996年の作品とは思えない音をしている。わたしはグリッチが好きなのかもしれない。Ovalとかに向き合う時が来たのかもしれない。きょう行ったレコード屋でHeavenly Bodies『Celestial』を買わなかったことを後悔している。