アピール大きく

ポストハードコアみたいな音楽のもつ、生々しさ込みで音楽になる、みたいな性質について考えていた。Pavementがあるていど大きな会場でライブをして盛り上がるのは想像できるが、Unwoundは小さい箱でのライブしか想像できない、というような感覚。エネルギー含めてのパフォーマンスであるから演者の熱量が近くで感じられることが大事で、そうなるとスティーヴ・アルビニみたいな、その熱量をパッケージングするのに長けているエンジニアが登場するのも分かる。ドラマーのするキメやボーカリストの叫びなどは、近くにあってこそ空気を伝わってこちらに迫るものがある。ポストハードコア/エモ/マスロック系統のバンド、またはそれを愛好するコミュニティの密室感、オルタナ/インディーとは一味違う雰囲気はこういうところからも来ているのかもしれない。今日あたりが一年でいちばん寒い時期だとここに記しておくことが、来年の自分の寒さ対策の一助になればよいと思う。ブルペンってなんだよ。