金払ったほうが勝ち

Dean Bluntを聴いた流れでJames Ferraroを聴いていたら、10分ほど寝落ちしてしまった。こういう、変な睡眠というのは私をいけ好かない状態に陥れることが多くて、きょうは起き上がったら血の味がした。それはそれとして、先述2アーティストの類の、インディポップ左派みたいな人たちの音楽は、Spotifyで掘り下げるのが一番やりやすい気がする。新しい音楽から良いものを見つけるために微妙な感じの作品は最後まで聴かない、という態度は、ネットフリックスを早送りして観ているような層のそれと紙一重だ。俯瞰的になると何もできない。この世界では自分の求める分だけ求めることが許されている。無人のトイレにただ1人でいたら、とつぜん他の便器の水が流れた。肝冷え。「口呼吸より鼻呼吸をしたほうがいい」みたいな言説を意識してしまう1日だったな。駅で、足を引きずるほど大量のテイクアウト食品を抱えている人がいた。ふと、Autechreは哲学者っぽい、と思った。ミニマイズ、無駄を削ぎ落とす、そういったプロセスの中で試行錯誤している感じがある。暗闇の中でライブをやる、みたいな試みは正に哲学的というか、思考の機会を与えてくれるものだと思う。マコーレーカルキンのスペルってかなり意外なので、検索する価値がある。微妙に据わりの悪いスペリングだから。マイケルジャクソンの英語って、もはや聞き取りづらい気がする。でたらめな英語で、聞こえるままにシンガロングするような機会が多すぎて、元の英語詞は意識の中でだいぶ遠のいてきている。そこを切り捨ててもシンガロングできるキャッチーさ、というところに重点を置いてもいいのかもしれない。Roxetteの"Dangerous"を聴きたくなって、ひさびさに聴いたら本当に良かった。明るくて泣ける、という曲。駿河屋で衝動買いをした。クリスマスがどうだとか言って、それが散財の理由づけになる月だから。そのあと、ヤフオクに出ていたWALRUS『光のカケラ』のCDも落札してやろうと意気込んでいたが、そっちは2000円とかになっていたのでやめておいた。