全国利き水大会

「身近な被介護者を無償で老人ホームに入所させるために、要介護認定のときに程よくボケた回答をわざとさせて要介護レベルを釣り上げる」という話を聞いた。「全力魂」という言葉が背面にプリントされた紫色のTシャツを着ている人が柴犬を散歩させていた。中学生になるとき、教師から「みなさんはもう児童ではなく、生徒と呼ばれるようになる」みたいな話をされた記憶があるが、意味がなかった。手相の話題が出たときに自分の手相を見ない、みたいなプライドはある。Butterfly Child『The Honeymoon Suite』を聴いている。北アイルランドのバンドらしく、確かにUKロックっぽくもない。陽気なドリームポップで、切なくなる。

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かっこいいこと言うね。ラジオを聞いていたら、「モリッシー」というラジオネームの人がYOASOBIの"アイドル"をリクエストしていた。スーパーに行くたびに、「そんなの絶対に買わないだろ」という感想を人から引き出せそうな食品をどれだけ買えるか、というトライアルをしている。三ツ矢サイダーを避け、トップバリュのチープなサイダーを買う。CDラックというものを疑いたい。適当に並べようが、ABC順に並べようが、その並びが日常に溶け込んでくると、聴いたか聴いていないかなどのCDの存在価値的な側面が抜け落ちて、ただ風景になってしまう。そう思うと、音楽をプレイリストに入れたり入れなかったりできるという点ではデジタルな音楽の聴き方を尊重したい感覚もあり、CDやLPの「存在」するという性質にも何か意識を妨げるものがある気がしてくる。