買い物

電車に間に合おうと走っている人に注目できない。かわいそうで。ここが関東圏だとして話すと、エスカレーターを途中まで右列で歩いて、ちょうど良い空間があったら左列の停止レーンに入る、という奴を許さない。自分を信じ、右列を突っ切りなさい。覚悟がないのなら、エスカレーターを歩いて時短を狙うな。Yo La Tengoって加齢に伴う渋みみたいな音楽的エッセンスでウケ始めたと思う。加齢してからウケるのはすごい。初期はキャッチーなインディポップ風味だが、メンバーの二人が四十歳近くなってきた90年代から、ほどよい「枯れ」が出て音楽的に良くなっている。公共の場で、じぶんの真後ろにいる人たちがふつうに話しているのを聞くと安心する。わたしの容姿を含め、周囲に異常がないからこそ、談笑ができる。再生不良のCDというのはどうするべきか困ったもので、そのまま捨ててしまうのはまず心が痛いし、メルカリなどで注意書きをした上で安く売りに出すという手もあるが、たぶん売れないし、ブックオフなどに「このCDは再生不良なんですが…」と言いながら突き出すのも、タダでCDを回収してほしい人みたいになるし、困る。「生活、歯磨き、ツタヤ」みたいに、トピックを読点を使いつつ羅列する方法には、なんだかサブカルめいた落ち着きを感じる。高校受験のとき、受験会場にて制服のボタンがぽろっと取れて床に落ちてしまい、縁起が悪いな〜と思っていたが、めちゃめちゃ合格していたことがある。ファブリーズって予想していた数倍、噴射の回数が要る。胸筋がしっかりしている人や胸の大きい女性を前にして、聴診器は本来的に機能するのか。「踏んだり蹴ったり」って意味がわからない。ストンプ・アンド・キック。踏んだり、蹴ったりは、勝手にじぶんでやっていればよい。テレビ朝日スーパーJチャンネル』で、スーパーのBGMを音楽的に分析する特集が放送されていた。ニュース番組にしては突っ込んだ話題だ。「呼び込み君」からアップテンポのBGMとミドルテンポのBGMを流し、その二つで客の購買状況に違いは生まれるのか、という内容。アップテンポのBGMが流れていたほうが客に高揚感がもたらされ、奮発してしまう人が多い、とまとめられていた。ロジックの弱いレポートを読んでいるような感覚も否めなかったが、音楽心理学的に本当かもしれないのでロマンはある。トランスをスーパーで流すことが違法になるかもしれない。昨日は疲れ切っていて、このブログに書きたかったことを書き漏らしたので、書く。はじめて見るパッケージのぶどうスカッシュを自動販売機で¥160を出して買ったら、あまり美味しくなかった。以上。

 

【本日の1枚】ポータブル・ロック『ビギニングス』(1990)

野宮真貴氏がピチカート・ファイヴに加入したことの必然性はかなり高かったのだな。シンセポップ+ネオアコ?。ネオアコではないが、そのたぐいの清涼感と、軽いギターがおり込まれている。