日記

きょうは地方のブックオフに行った。少し郊外の国道沿いのブックオフっていまいちパッとしないよな〜と知りながら、初めて行く店舗なので、ものは経験と思いながら向かった。千葉のブックオフなのですが、なんか嫌なので店舗名は言いません。千葉の道ってほんとうに雑然としていて、かといって歩いていて意外性も殆どないのでかなりすごいと思う。あと地面がガタガタしている。途中わたった歩道橋も、よくわからないカーブを描いていてヤバかった。戦利品は2枚のCD。The Dismemberment Planの『Change』の国内盤と、BLEACHの『起爆剤』。前者はなかなかCDを見かけないマスポップバンドでテンションが上がった。後者はいろんな人がおすすめしているのを見てきたので買った。『起爆剤』、店頭では帯がオモテに出ていなかったが、帰宅してブックレットを開いたら帯が入っていてかなり得をした気分だった。これで¥500は安い。この手のことはディスクユニオンでは殆どないが、ブックオフでは偶にある。

なんか寸足らずな感じがしたので最近良かったシューゲイザーをまとめておきます。べつにシューゲイザーに特化したブログにしたいわけではないのですが、今ある程度の深さまで聴いているジャンルがそれなので、現状はシューゲイザーブログみたいになっています。

 


Riverside『One』(1992)
SarahでもKでもなく、Sireからリリースされたギターポップ/ジャングルポップ系のアルバムです。フィラデルフィア出身。ドリーミーでセンチメンタルな雰囲気があって、UKのThe Field MiceやUSのThe Rosemarysっぽい。

Pale Saints『Flesh Balloon』(1991)
Spotifyで最もよく再生されている"Kinky Love"が収録のEP。私は"Hunted"が一番好み。1991年〜1992年あたりのペイルセインツはかなり今のシューゲイザーっぽい音の出し方をしているなと思うことが多い。少しポストロックっぽくもある、空気を多く含んだドリーミーな録音。"夢見心地なオルタナ"みたいな音楽(羊文学のような)と通じる作風だと思っているので、再評価の流れが日本国内でもっと来てもよいのかなという感じ。

Swirl『Swirl』(1991)
オーストラリアン・シューゲ。中性的なボーカル。"People I Know"という曲の、C86/ギターポップっぽい感じが良いなと思った。

Dr. Phibes & House of Wax Equations "Sugarblast" (1990)
曲単位の紹介なのでダブルクオーテーション。このバンドはアルバムを全部で2枚(『Whirlpool』[1991]、『Hypnotwister』[1993])出しているが、いずれもサブスク配信がない。この曲、同時代のシューゲイザーと比べてもかなり技巧的なことをしているなと思う。少しラップ的な歌唱が盛り込まれていたり、初期のUKポストロックシーンに通ずる大胆な音処理がなされていたりする気がする。

The Darling Buds "One Thing Leads to Another" (1992)
UKのジャングルポップ系バンド。この曲はただかっこいいと思ったので載せている。少し焦燥感があるメロディ。

Dreamscape "So Far from Belief" (1992)
Sarahからシューゲイズっぽい音楽をリリースしていた、あのSecret Shineの前身にあたる?バンド。メロディが強力なので見逃していて勿体なかった。

Difference Engine『Breadmaker』(1994)
アメリカ出身バンド。シューゲイザーを追う人くらいしか知らないだろう、くらいの知名度だと思うのですが、そういう比較的オブスキュアなシューゲイザーの中では随一の完成度だと思う。明らかにメロも音も良い。

 

*この記事は本ブログを始める前にわたしが別のサイトで書いていた記事を移行したものです*