Bulldozer Crash『Imperfection』(1995)

ネオアコギターポップ/ノイズポップなバンドの唯一作。シューゲ/ギタポバンド・The Lavender FactionのギターボーカルであるGeoff Suggett氏が参加しているらしい。Rate Your MusicのShoegazeタグ関連をめちゃめちゃ見ていることが功を奏したのか、雑然とCDが並んでいるディスクユニオンの棚のなかで"Bulldozer Crash"の文字が目に入り、反射的にそのCDを手に取った。それがこのアルバムだった。アートワークはSarah Recordsへの憧れが隠せていない雰囲気をまとっている。Aztec Cameraっぽいボーカルと緩み切ったメロディは正にマイナーギタポっぽくて流し聴きにちょうど良いくらいかなーという塩梅なのですが、サウンド面では打ち込みの使用がかなりギタポオリエンテッドな曲のなかで浮いていて面白かった。後期のThe Field Miceとか、少し近いのかもしれない。マッドチェスターの風に煽られている。少しシューゲイザーっぽい要素が入るのも気持ちいい。プロデューサーにすごい人を起用するとか、もうひと捻りあればCurveみたいな「1990年代異常シューゲイザー」の枠に入れていたかもしれない。