旧いもの

ブクログ」という、本の管理ができるアプリをインストールしたが、頭がおかしくなってしまうかもしれない。脳がひらいていく。タイムラインというタブもあり驚いた。わたしは一切しないつもりだが、他のユーザーをフォローしている人は、タイムラインに「○○さんが△△の感想を書きました」みたいなことが表示されるのかもしれない。"そこ"で、"そこ"だけで、本のことだけで社会が作られている。音楽は音を聴くものだと思っているが、本は言葉の内容じたいが対象なのでヤバい。J-POPを音楽と捉え、環境音やドラッグストアのBGMを音楽と捉えない人はたくさんいるだろうが、言葉によって伝達される何かに「意味が無い」と思う人はたぶんいない。なのでまったく興味の無い分野の文章でも読みたくなるときがある。わたしの住む世界と同じ世界で観測される現象について書いた文章、あるいはそのような現象にまとわりつく機微のようなものを丁寧に詠み込んだ句集、描写した創作の物語などが溢れているので、すべてに正当な価値を付与すべくすべてを読みたくなってしまう。全てが、わたしの身にやがて還元されてゆく文章。その衝動に「ブクログ」がバフをかける。頭がおかしくなってしまうかもしれない。ネットで¥300くらいで買えるCDの層は、ハードオフレコファンで¥100で買えるCDの層とかぶる。「千鳥の鬼レンチャン」に混じり気のないつまらなさがあるとは言わないが、この番組で大笑いすることは何か悪いことに加担することである気もする。メルカリにレコードやCDを出品するとき、その説明欄にDiscogsの説明をコピペする出品者には胆力がある。何を今更という感じだが、YOASOBIの"アイドル"は「全国津々浦々のアイドルがTikTokなどで踊ってくれる」ことの効果も見越しての曲だと思うので、ちゃんとしている。ここ最近はアルバムを丸々1枚聴くバイタリティが無くて、シューゲイザーのプレイリストをずっとシャッフルしている。かっこいいと思った曲を書き記しておく。Secret Shine "Spellbound". // Swervedriver "Sandblasted". // A.R. Kane "Sado-Masochism Is a Must". // Whipping Boy "Snow". // The Hinnies "Gong". // How Do I "Beast". // Hollowphonic "Step Outside Your Mind". // Röövel Ööbik "Motormolecular Jerk". // The Spiny Anteaters "Scening". // Stereolab "University Microfilms International".