フリッパーズ・ギター『Three Cheers for Our Side 〜海へ行くつもりじゃなかった〜』(1989)

途中あまりにもAztec Cameraみたいな曲があったもので"Walk Out To Winter"を聴いてしまった。そのくらい似ていてもいやな感じがしないのはやはり独立したクオリティの高さがあるからですかね。『ヘッド博士の世界塔』はぶっ飛んでいるのだろうけど(中古のわりには高価なCDを買い渋りいまだ未聴)、初期から存分に音響が変な感じはする。普通のバンドフォーマットで再現しづらい音楽。何かがうごめいているようなミュータント的音響はノイズポップ/シューゲイザーに近づく瞬間がある。渋谷系はサンプリング文化がインディポップ・インディロックに融けこんだみたいだと思う。