努力の研究に尽力

エアコンの「内部クリーン」という機能を、今までずっと、「電源を付けていないのにも関わらず稼働していてキモいなー」と思い強制的に消していた。そのことにきょう気がついた。だからなんかカビくさかったのか。内部クリーンって、やったほうが良いらしい。BELLRING少女ハートの"ライスとチューニング"という曲に、おぼつかないスポークンワード+バックバンド、というだけの曲だけなのにも関わらず、妙なカタルシスを覚える。なぜか音楽的に良い気がする。異様に心地良い。きょう電車の中で、耳が痒いなーと思いそこに手を当てがってみたら、小さい蟻が手の指先を這った。わたしの体を這い上がってきた蟻なのか、電車に虫を持ち込む異常者が躾けていた蟻なのか。道を、右側というよりは左側で無意識的に歩いてしまうことの多い自分は、車みたいでおもしろいと思う。「はいチーズ」だと良くわからないオーダーだが、"Say cheese"だと、実行に移しやすいオーダーだ。「傲慢さ」「横柄さ」等を表す"arrogance"という単語は、とくに「アロガンス」とカタカナ表記をしたとき、文字面のイメージと本来の意味の乖離が強烈な感じがする。わたしは幼いころ、「階段を速く下れない」というステータスで、近所の上級生に「かわいいー」と言われていた。ふつうは、ひとステップで一段くだるが、その頃のわたしは「右足で一段下に着地し左足もいったんそこに着地する」、要するに一段くだるのに、ふたステップを要していた。今はそんなことは無いが、階段で転倒して死ぬことについて考えることは未だに結構ある。サスペンスドラマの一話目で死ぬポジション。階段に限らず、「下り」の所在なさはすごい。「上り」は、坂に自分の体を傾かせるイメージで、敏捷に、力を入れて体を動かせるのだが。言語って体系づけることが可能すぎて、誰がその過程に参与して作用したのか、と思う。「衛星とカラテア」というアイドルグループの"bitter tune"という曲が、エレクトロシューゲイザーっぽくて良いです。ほかの曲も少し聴いたが、少なくともわたしの聴いた範囲では、ノイズノイズしている曲は他には無かった。RAYの"TEST"という曲もかっこよすぎる。シューゲイザーっぽい曲が多いが、この曲はしゃれたエレポップだ。「エレポップ」というのも古臭い感じがして、少しずれた表現かもしれない。アルバムの流れで聴くと、その洗練され具合、プログラミングされたような、機械的なキャッチーさがくせになる。Majesty Crushの『Love 15』が、ついにサブスク解禁された。すごすぎる。地味な良質インディポップ、その上にガーっとギターノイズを敷いたような感じで、こぢんまりとした存在感にくすぐられる。奇をてらわない、ノイズポップ初期のバランス感。