自転車中に日傘をさせるテクニック募集中

小説を読んでいて、その小説に何回も登場しているのにも関わらず、意味を調べる気がないという理由だけでずっと意味の分からない単語ってある。電車内で、もしもいま乗客の誰かに刺されたら、駅のプラットフォームで停車するまではなんとか平静を装って、ドアが開いた瞬間に「逃げろ」と呼びかけるべきなのか、それとも刺された瞬間に大騒ぎして犯人からほかの乗客を離れさせ、駅でもなんでもない場所で電車を緊急停止させたほうがよいのか、などと、無い状況のシミュレーションをしてしまう。R.E.M.はたしかに、「80年代のインディーロックバンド」と謳われるとわたし好みな感じがするが、じっさいに聴いてみるとカントリーっぽさが強くて、いまいち入り込めない。クリスタルガイザーのトレンドに逆行する、キャップが通常よりもでかめのボトルウォーターを飲んでいた。あまりおいしくなかった。Loves Ugly Children『Cold Water Surf』が素晴らしい。シューゲイザー〜ノイズロック〜ポストハードコアという相を渡り歩いていて、結果的にノイズ多めのシューゲイザーが好きな私の趣向にフィットしている。駅でわたしの前を歩いていた二人が、エスカレーターの乗り口に差し掛かった瞬間に両者が折り合いをつけすぎて、2秒くらい膠着した時間が続いていたのでヤバかった。電車に乗ったら、なんかポジショニングに失敗して、いわゆるトナラーみたいになってしまった。いやな言葉だ。ほかが空いているのに、数少ない乗客のうちの一人とひと一人が座れるくらいの空間しか離れていない。何かがわたしをそうさせたんだよ。でも、その何かが分からない。メルカリって、ヤフオクよりも良い商品が残りがちだと思う。ヤフオクはデザインが整然としていて絞り込み検索などもしやすいのに対し、メルカリのUIは回りくどいというかまどろっこしく感じることが多い。雑然としたリサイクルショップに意外な掘り出し物が多い、みたいな感覚がある。購買欲のバロメーターがマックスになったときに備えて、めぼしい商品をカートに入れたり入れなかったり、ウォッチリストに入れたりしている。魚のバスって、英語でも"bass"と書いて「バス」らしい。「ブラックバス」があるのだからそりゃあそうだ、という話かもしれないが、にしても、"bass"て。

これ、すこぶる良いドリームポップ作品なのだが、ジャケットが化学の参考書の表紙みたいで笑ってしまう。このカバーのイメージ通り、さらっと環境音のごとく聴けてしまう。柴田聡子『きれぎれのダイアリー』を買った。やはり買った。Blueboy『The Bank of England』には、達観したギターポップ観がある。この頃になると最早Sarahから発売されていなかったんだな、と寂しくなる。