割れたかと思った

Twitterがどんどんビジネスに巣くわれてゆく様子を見ている。「巣くう」の「くう」は、「食う」との関連が不明なので新聞などでは「くう」と表記することになっているらしい。CDとLPをもっと大切にしていきたい。先日はじめて名古屋のディスクユニオンに行ったが、Faraquetの『The View from This Tower』のCDがめちゃめちゃ安価で買えて感動した。とくに音飛びなどもない。Spotifyの月間リスナー数が二万人ほどであることを考えると超メジャーバンドではないのかもしれないが、それにしても手に入るとは思っていなかった。ここらへんのマスロック/ポストハードコア系は日本でも人気が高いと思うのだが。もっとインディロック的な文脈を持ち込んで語ったほうが救われる作品だとは思う。かなりキャッチーで、ディスクユニオンの黄色い札の「POST-HARDCORE / EMO」のジャンル棚にだけ入れておくのは勿体ないほど。シュリンクがついた見開きのLPジャケットは、シュリンクを外して見開きたい気持ちもある。一時期、Spotifyで数アルバムのみダウンロードしてそれらだけを外出時に聴いていたが、それは自宅のCDラックからCDを選んで聴く行為と似ている。今思い返すとけっこう粋なSpotifyの使い方だったかもしれない。風呂場でムカデを見た。そんなにでかくはない。脱衣所に繋がるドアの真下、わたしが知覚したことのなかった隙間に入っていってしまった。以前も玄関のドアの溝にムカデがいたことがある。その時のやつはかなりでかかった。溝を好むのか。「ねことねずみ」という遊びがあることを知った。インスタグラムのハッシュタグ検索、時系列順に見れなくなっていてヤバい。許すな。last.fmに手入力できるサービスの存在を知った。テクノロジーにはこの調子で頑張ってほしい。

 

【本日の1枚】Pink Noise Test『Plasticized』(1997)

ピンク・ノイズ・テストというバンド名はかっこいい。その名に恥じぬシューゲイザーサウンド。ボーカルの存在感を考えるとThe Jesus & Mary Chainを彷彿とさせるところがあるが、サウンド面はMedicineに近いと思う。ピンク・ノイズ。打ち込みも多分ある。音は奇抜だが、ボルテージが上がりきる瞬間がそんなにあるわけでもなく終わる。