Death Grips『Year of the Snitch』(2018)

ジャケットの趣味が悪すぎる。このバンドはアートワークが先端的すぎて、とくに"Steroids"という曲のシングルジャケットとか、気味が悪すぎてゾッとする。海外の売れてるアーティストってアートワークまでかっこよすぎることがあって一生勝てないと思う。JPEGMAFIAとDanny Brownの新しいやつとか、あんなのアート面でも音楽面でも勝てるわけが無い。土俵に立てない。Death Gripsは2012年リリース『The Money Store』の支持がいちばん厚いと思われるが、『Year of the Snitch』はちょっとハードコア要素が薄れてエレクトロなおしゃれさも加わっている気がする。洒脱だねーというおしゃれさではなく、洗練されてキュッとしたおしゃれさ。イントロ"Death Grips Is Online"から音圧に押される。"Dilemma"が好き。おしゃれです。でも『The Money Store』のしつこさが恋しい。