「猿でも分かる」というのは猿に失礼だし、「中学生でも分かる」というのは中学生に失礼だ。わたしの使っている小さいメモ帳が無印用品のものだと人にバレたとき、恥ずかしかった。無印用品に体重をフルで載せることができないでいる。さまぁ〜ずは、「さまぁ〜ず」に改名してから大きく売れたので、新奇性のある変化を恐れることがなさそうだ。五階建てのダイエーの一階とかにある、カレーからラーメンまで何でも出すようなファミリーレストランみたいなやつ、この先どんどん消えていくのだろうな。シジマ『夏の静寂』がかっこよすぎる。フィメール・ソロ・プロジェクトらしい。打ち込みアシッドシューゲイザーといった趣きがあって、その上こぢんまりとしているのがオリジナルな魅力を放っている。シューゲイザーっぽくて浮遊感のある女性ボーカルの曲が頭を回っていて、ずっと曲名を思い出せずにいたが、それがSALON MUSICの"Tiger Hole"だと思い出して気持ちよかった。初めて行く本屋で、室木おすし『たまに取り出せる褒め』を買った。昼休みの時間帯に社会人みたいな人たちでごった返す、都会の本屋だった。今日はぼけっとしていて、同じ道を三往復する羽目になった。コンビニを通り過ぎて昼食を買いそびれ、そのコンビニまで戻って、でもその往復の時間のぶん昼休みの時間が減ってしまって、けっきょく15時くらいまで昼食を食べられない、みたいな、ただただ全てが自分に起因する昼だった。高校生のころ、昼休みになると自分の席の近くに複数人がたむろする時期があって、めっちゃ近くにたくさん人がいる中ご飯を食べるのが嫌だったので、松の木の下でひとり、ベンチに座りながらお弁当を食べていたことを思い出した。Valknee『Ordinary』を聴いた。フルアルバムというフォーマットでValkneeを感じられることが何より良かった。ボーカルが楽器になっていた。自転車を漕いでいたらどこからか車のクラクションが聞こえたのだが、その時にちょうどすれ違った歩行者が「びくしたあ」(反射的であるため小さい「つ」と「り」は抜けている発語)と口走ったのをわたしは聞き逃さなかった。すこし生活に余裕が出てきた気がしている。21時半から22時前くらいまで寝た。日に当たって疲れる。