ユリオプス

きょうは短パンの人を外で見かけて、こういう気候の日に「きょうはギリ短パンでいける」などと決断できるような力が人をファッショナブルにするのだなと感じた。渋谷のディスクユニオンに行ったが、品揃えが弱かった。海外からの観光客の増加などもあるのだと思う。めぼしい中古盤のほとんどは食い尽くされているように見えた。black midiのコーナーがあり、これが渋谷の早さか、とは思った。わたし自身、人混みは嫌いだが、「都会の喧騒が不快で、とくに渋谷なんかは行きたくない」みたいな意見にはあまり共感していない。BOaT『LISTENING SUICIDAL』を聴いたら、ほとんど強化版のBP.みたいな曲が入っていた。電車の最悪さに辟易していた。電車を好きになることってないな。電車で、スマホの画面を覗いてきそうで覗いてこない奴、なんなんだ。飼っている猫はわたしがどんなに疲れて帰宅しようがこちらにすり寄ってきて、その気遣えなさが「猫の知能はヒトの2〜3歳程度」という説に納得感を与えている。赤い公園『猛烈リトミック』に収録されている曲は浮き沈みが激しくて、人間というものをここまで体現したようなアルバムはなかなか無いなあと思う。赤い公園として、『THE PARK』が最も音楽的に洗練された形なのだろうが、『THE PARK』には無い喜怒哀楽の豊かさがこの作品にはある。水曜日のダウンタウンがかなり人間的なドラマをやっていて、松本人志の戻る余地がない感じがした。El Estéreo Tipoというアーティストが良い。調べてもあまり情報がヒットしないのだが、かなりタイトなシューゲイザーをやっている。