explodingsoundinspreadingfire

萩の月の中身がなんなのか、ということについて考えているとキモくなってくる。工事現場から聞こえてくるトンカチのリズミカルな音が、すべて人間によるものなんだと考えるとぞっとする。最寄り駅に郵便ポストがあることを、ポストのためだけに駅に来たっぽい人を見てはじめて気がついた。「秋の陣」という文字列が「火の車」に見えた。やけに物腰が柔らかく、スタイリッシュな感じのする老人がいた。かちっとしていて、弛緩している感じがいっさい無かった。このブログでは街で見かけた老人についての描写をしすぎているため、「ろ」とタイプするだけで「老人」が一番目の入力候補に出てくるようになってしまったな。健全そうな人が健全でない表情をしていると良いと感じるし、健全じゃなさそうな人が健全な表情をしていても良いと感じる。女性名っぽい名前をもつ男性、男性名っぽい名前をもつ女性も良いと感じてしまう。acureという自動販売機のブランドの名前には、この名前にはいろいろな面で掛け言葉が隠されていますよ、どう、巧いでしょう、というような自負を感じる。バッグから花が出ている人がいた。駅の構内に出ている出店?売店?の類は、おそらく菓子類を販売している店が大半だとは思うのだが、具体的にはそれが何なのか気になって仕方ない。ただ、その販売スペースの目の前に行って商品を凝視すると買わなきゃいけなさが発生するため、けっきょく何なのかわからない。「体がバキバキ」という感覚が分からず、そのフレーズが付随する人間の不平不満に共感できたことがない。Dusterというバンドがいるが、いくらスロウコアといっても…という緩さ、爛れ具合であり、あまり良さが分からずにいる。テンポが遅いなら音がはっきりしてるとか、そういうのもなく、ただ進行していくだけだ。日本の古語に対する馴染みなさについて、いま現在それを日常使いする人がいないぶん、簡素で簡潔な例文などが作りづらい、というのは大きいなーと気がついた。マジで昔の人の書いた文章を読解するしかなく、それゆえ、昔の常識や習慣についての知識も必要になる。「炒飯はパラパラであるほど旨い」みたいなことを疑ってみても良いとは思う。タカアンドトシは、どっちがどっちなのかずっと覚えられない。タカアンドトシは、ブーバ/キキ効果が機能しなくなる領域にある。Googleで"the moment"と検索するだけで、Tame Impalaの同名楽曲がサジェストされる現状には興奮する。