harsh noise where to start

昨日はハーシュノイズを聴いていて、MerzbowとRamlehを聴いていた。ザ・ノイズみたいな面子。頭がおかしくなる。この間のMerzbowのライブに行った人やインスタにMerzbowリスニングマラソンみたいな画像を上げてる海外の音楽オタクの存在を認めた上で、ハーシュノイズの良さがほんとうに分からない。「アンビエント/ドローンがわからない」はメロディの平調さや音数の少なさが主たる理由になりそうで、それに関しては、ずっと流していれば「長いドローンパートのあとに無音がくると気持ちいい〜」みたいな気付きが大体ある。でもノイズは音階や音色とか言っている場合ではなく、健康被害がともなう。難しい音楽は立ち向かうにあたって「繰り返し聴くこと」に忍耐を注ぎ込むことになるが、ハーシュノイズの場合はそんなことを考える余地すらなく、「再生を止めないでいられるか」という、大きな前提条件をまず超えなければいけない。ハーシュノイズを愛好している人々は正気だと思えない。1時間くらいRamlehを聴いたあとにかけたPale Saintsは感動的だった。 

 

【本日の1枚】柴田聡子『がんばれ!メロディー』(2019)

名盤。インディポップ。歌詞が良い。一見するとハッピーだが、「死んだ息子の〜♪」("佐野岬")とか、不穏なときがある。一周回って"アニマルフィーリング"だよな。一番良いの。このアルバムのツアー最終日の模様が収まっているライブ盤は本当に名盤で、柴田聡子ベストというレベル。フィッシュマンズを通して"日本音楽のライブ盤"に敏感になっているであろう海外層を中心に、大流行りしてほしいとまで思ってしまう。