グリーン車への超然とした怒り

グリーン車が異様にムカつくのですが、何故なのか考えていた。ファーストクラスはべつに気にならない。①新幹線でもない電車において、確約された「座り」「くつろぎ」の必然性は低いため ②普通料金に上乗せして楽を獲得するという、富裕であればあるほど楽ができる構造がわかりやすいため のどちらかに集約される感情である気がする。あと以前、色々と勘違いした結果いっさいの権利を持ち合わせていなかったのに誤ってグリーン車に乗り込んでしまった経験があり、たぶんそれも響いている。許せない。

 

【本日の1枚】Drive Like Jehu『Yank Crime』(1994)

渾身の怒りのテーマ。"Luau"は後半の展開が神がかっていて、Slintの"Nosferatu Man"の後半部、リフレインで圧倒してくるパートに迫る凄みがある。さりげなくゲストボーカルにHeavy Vegetable / PinbackのRob Crowがクレジットされていて、正に90年代ポストハードコアのひとつの最高潮なのではないかと思えてくる。セルフタイトルの1stもサブスク解禁してほしいが、こんなことを言っているようじゃポストハードコアの真髄には肉薄することすらできないかもしれない。Jehuって、イエヒュー?ジェヒュー?ジーヒュー?ジェフー?ブラックゲイズ系のバンド・Jesu(これは"イェスー"らしい)の例があるので「ドライヴ・ライク・ジーヒュー」をなおさら受け入れづらい感じがある。