菓子折りを贈っていただきたい

柴田聡子の"後悔"は、人気曲になることを予想していたかのように、曲の最初に「ああ、きた、あの曲がきた」という歌詞が配置されているのですごい。風邪を引いたときに一日中ベッドの上にいて、9:00に寝て次に起きたのが14:00みたいな、そういう悠長な時の流れを実感する瞬間って他にはあまりない。一日が3ブロックくらいの睡眠だけで構成されている感じ。さっきまで朝だったのにもう暗い、という、ベッドの横に置いたポカリスエットが一瞬にして完全にぬるくなっている、という感慨。知人のあまり冴えない人よりわたしはマシ、だから大丈夫、みたいな、そういう心持ちで生きているという状態は、構造的にはいじめと同じだなと思う。加害のプロセスこそ含まれていないが。いじめのトリガーになる人間的な心理。そこから完全に離れたい。「じぶんに自信が持てないので、じぶんは周りよりも数段上の天才だと思い込んで生きるようにしてる」みたいなツイートに、「それを拗らせすぎると精神病になります」みたいなリプライがついているのを見た。「あやり」という名の女性を、現実で知らない。「広瀬」という姓の人は、顔が整っている気がする。松浦亜弥の『T・W・O』を聴いた。ほかで聴いたことのない音楽すぎて、未知性という点では、もはや未来的な感じもする。質感は、たしかに20年前のポップスなんだけども。ジャケットの仕様も意味がわからなくておもしろい。蜂みたいな昆虫に追いかけ回されかけた。人生の初の蜂体験は今日かー、と観念しかけた。北海道の気温をみると、いやになるね。稚内に行きたすぎて、稚内の街が収められたドラレコ動画みたいなのを観てしまっていた頃がある。何なら、樺太に行くフェリーの動画も。たまらなく行ってみたい。「北海道出身」というステータスには、それだけで強度がある。YouTubeを観ていたら、寝落ちしていた。20分くらい。25分くらいの動画を観始めて、気づいたら残り僅かになっていたので、たぶんそんなもん。LINEで、見に覚えのない内容のメッセージが知人から送られてきた。どうやら、わたしと同名の別人に送るはずだったものらしく、内容がなんとも、人間関係のいざこざみたいなやつだったので、大変やねーと思った。大変やね。人間とコミュニケーションをとることの大切さは分かるのだけど、こういうのが怖くて、他人のエリアに深く踏み込めない。生きてるって感じがして良かった。