土着 Yeule

なんとなくキリスト教は西欧で、イスラム教が中東で、というような宗教と土地の関係っておそらくもう不可逆のものになっている。当たり前とも思えるが、私はそのことに驚く。全てがなくならない限り、地縁的に宗教はずっとその土地に存在し続けるし、特定地域の人々をべつの宗教に転向させることも本質的には無理だろう。人類が積み上げてきたものが、いつの間にか絶対的な土地の性格を醸成していてすごい。振り返ってみたら、というフェーズにきている。道路上で、車に揉まれながらふわふわと移動するビニール袋を見てしまう。Gorillazの"Little Pink Plastic Bags"という曲はそういう内容だった気がする。先ほど、エンジンがついたまま一時的に放置されているバイクを見たが、発している音が一定ではなくて、人間に操縦されている時のような不揃いな周期で音を出していたので少し不気味だった。詳しくないが、たぶん大体のバイクってそうなのだろう。ベルマークって意味がわからない。お金が多量に刷られたらまずいが、ベルマークが多量に刷られて悪いことって無い気がする。でもベルマークは価値のある何かになる。小学校まではみんな熱心だったが、中学校に入ってから名前が聞かれなくなった。もし学校が存在しなかったら、わたしは勉強をしていないのだろうか。クリスチャンロックという音楽ジャンルがあるが、その十中八九は歌詞やアートワークによって分類されているはずなので面白い。音以外の特色で一つの音楽ジャンルが成り立っている。イヤホンが壊れた。左側の音声が途切れ途切れになる。少し前から充電がしづらくて、やはり寿命なのだろう。ラジオとアンビエント以外は当分だめかもしれない。いまの状態で聴いたら不思議とかっこよくなるのではないかと思いMy Bloody ValentineLoveless』を聴いてみたが、本当にだめだった。5枚くらいあるディスクすべてを同時再生しないと聴けないFlaming Lipsのアルバム。

 

【本日の1枚】Yeule『Serotonin Ⅱ』(2019)

めちゃめちゃハマった。昨日はじめて聴いて、今3周目を聴いている。それまで縁がなかったような音楽にとつぜん夢中になってしまうことって1,2ヶ月に1回くらいある。何回も聴かないと気が済まないアルバムがある。アルバムの構成、1曲1曲の繋がりの中に空洞があってすごい。ミニマムでポップをやっている。Yeuleってどのように発音するのだろうか。調べることもできるが、あえて調べないでおく。