トロープ

ほとんどのハロプロのアルバムタイトルには数字が入っている、ということに気づきぞっとした。最近はそうでもないが。朝からUnsaneのセルフタイトルアルバムを聴いた。ジャケットのわりにはキャッチーな感じもして、ぐりぐりとギターの音圧で攻めるようなところはかっこいい。「早死に」と「夭逝」の間の表現が欲しい。くだけすぎ&固すぎ。飲んだことのないお茶を飲んで、ドリンクバーで数種類のお茶を混ぜたような味だ、と思ったのだが、外出先でそのペットボトルをごみ箱に入れてしまったため、なんというお茶だったか忘れた。🕒←こういう時計がパッケージに書かれていた。"demolishing" "drawの過去形"などと書かれた単語帳はユニークすぎる。すべての人間は「死ぬ」か「殺される」のであり、じぶんはどっちなのだろう、と考えていた。ニブイチではないにしろ、人生の最後のイベントが「殺され」で、あっけなく人生が終わる可能性もある。"GOTCHA!"という文言とともに、親猫が子猫を口で咥えているイラストが背にプリントしてあるTシャツを着ている人がいた。改札を通るときにわたしの前にいた人のICカードの残高は¥2757、対してわたしのは¥57だった。こういう、意味もない数字の端数が揃うことを意識したり、それらを足し引きしてしまうような瞬間ってある。柴田聡子 "24秒"に「あの人の生まれた日と今日の日付を足したら24になる」みたいな歌詞があり、それを思い出した。わたしの利用している駐輪場で、狭いスペースに自転車を捻じ込みがちな奴の自転車には、駐輪代金の支払いを勧告する黄色い紙が貼りつけてあった。ミニクーパーみたいな、丸っこい車がだいぶふかしていて、怒った赤ちゃんみたいだと思った。いまこの瞬間、クリント・イーストウッドが考えていることはなんなのだろうか。我々はクリント・イーストウッドの活動を点でしか捉えられないが、本人にとっての「クリント・イーストウッド」は「面」なのですごい。