ハイフ

ポカリスエットってラボっぽいし、逆にアクエリアス陸上競技場っぽいんだよな。でも味の趣向が似ている。ポカリスエットを飲もうと思ったら真後ろにポカリスエットの広告があって飲みづらかった。改札で前にいた人が切符を取るのを忘れて、わたしはあたふたした。まあ、駅員さんに届けるのが安全かつ盤石だろう。新幹線の前の奴が無断でシートを最大限まで倒してきて腹が立ったが「シートの可動域まではその人の空間」という根拠のない書き込みを見てからは心を落ち着かせた。ぜったいに許さないけどな。わたしがシルベスター・スタローンだったら倒さないろうに。容姿や年齢で人を舐めたり舐めなかったり、こづいてみたりこづかなかったり、たしなめたりたしなめなかったり。お前の人生は所詮その程度だ。とちゅうトンネルを通過して耳がめちゃめちゃ詰まったが、Merzbowのライブに行く人のことなどを考えたらどうにかなった。3776を知って、静岡県への執着が高まっている。旅というか、全ての都道府県に一度住んでみたい。新幹線って車窓からの景色が良すぎて何の作業もできない。景色を見て、目的地に着く。これ全員互いに名前も顔も知り合ってるでしょ、みたいな、小さい集落のような場所がとくによい。祝日に日本国旗を掲揚する家は1回だけ見たことがある。むやみという言葉は「無闇」と表記されるが、「むやみ」という言葉自体は闇のない明るい場所で物事を行うよりかは、闇の中で感覚的に物事を行うイメージがあって、なぜ「無闇」なのかの合点がいかない。今日乗ったエレベーターで、「エレベーターの中では唾や痰を吐かないで」という張り紙がされているものがあった。その文言の下には「Elevator no naka de ha…」と意味のないローマ字が表示されていた。「単身赴任」という言葉が出てくるのに毎回時間がかかる。いつも「転勤」や「参勤交代」が先に脳に来てしまって、「単身赴任」と私の脳との距離が遠い。思い浮かぶのに時間がかかる単語は一定数ある。専門用語などでもないのに、ただロードに時間がかかるもの。ホテルでいまこれを書いている。

 

【本日の1枚】3776『3776を聴かない理由があるとすれば』(2015)

富士山を眺めながら聴いていた。雲が覆ってはいたが。富士川も見た。"湧玉池便り"のルーツに、シューゲイザーバンド・Guitarがあるという話を知ってめちゃめちゃ驚いた。