暴走運転常務局

閏日は珍しいため、何かしないといけない、というような無根拠な使命感がいつにも増して強く感じられる。芸能人、有名人が公開しているAmazonの欲しいものリストを見ると、この人たちもわたしと同じ生活者なんだ、と思える。買い物をしていたらめちゃめちゃ親身になってくれる店員さんが現れて、店を離れるのが少し惜しい感じすらした。ねぎ味噌ラーメンの良さに気づき、ねぎ味噌ラーメンのボタンを連打する時期が人生にはある。ワンダーレックスに行ったらmonocismのCDが投げ売りされていて、買った。セルフレジで会計したのだが、たったの百十円を対人で支払うのは気が引けたと思うので、あって良かった。プレバトはバラエティ番組の体裁を保ちながら文化を作っているのですごい。柴田聡子『Your Favorite Things』をHMVオンラインで予約注文しているのだが、意外と配送が悠長で、発売日には到着しなかった。それでもよい。インディポップ/ギターポップ/C86/アノラックなどと呼ばれるタイプの音楽シーンでは、二十一世紀になっても基本的には80年代後半あたりに生み出された意匠やサウンドメイキングの再生産がなされている気がするのだが、その退廃的かつグローバルじゃない姿勢みたいなものはインディーロックという文化のさりげないストレングスを象徴するようで良い。