これは鬼滅の刃の批判ではないが、ただ、鬼滅の刃のセクシーなキャラを綾鷹のパッケージに印刷するコカコーラ社の思い切りはすごいと思う。最近の綾鷹には鬼滅の刃のセクシーなキャラが印刷されている。アニメでもアイドルでも、キャラクターやアイドル本人のヴィジュアルがプリントされたようなグッズを持ち歩くことは一種のアイデンティティとなり、それらを持ち歩く人は「このアニメが好き」などの特徴づけがなされる。綾鷹はペットボトルという普遍性・消耗性ゆえ強いアイデンティティの誇示には受け取られないことが多いかもしれない。一歩譲って、鬼滅の刃のセクシーじゃないキャラが印刷された綾鷹を持ち歩いていたら「あの人は鬼滅の刃のセクシーじゃないキャラが好きなんだな」までの思索でとどまるが、鬼滅の刃のセクシーなキャラが印刷された綾鷹を持っていたら、「あの人は鬼滅の刃のセクシーなキャラが好きなんだな」となり印象にかかわってしまう可能性がある。セクシーに寄りつく自分を他人に見てほしくないというよりかは、鬼滅の刃という、少年少女も観れる作品の微セクシーに寄りつく自分を見てほしくない。実際にそれに寄りついている訳ではないが、他人にはそう見えている。そういう恐れから、綾鷹が外で飲みづらくなっている。きょうは海外の水を飲んでいた。クリスタルガイザーに、氷がとけてできた水のような素っ気なさを感じた。
【本日の1枚】Nouns『WHILE OF UNSOUND MIND』(2022)
かっこいいですね。ジャケットばかり見たことあって、聴いたことはなかった。ジャケはコンシャスヒップホップみたいな雰囲気があるが、実際は趣向の凝ったハードコアみたいな感じ。Spotifyで春ねむりを聴いていて流れてきた。"SENTAI QUARRY"良いなー。新しい音楽も聴かないといけないよー。
